戦略PR 空気をつくる。世論で売る。
Jan
29
献本御礼、でございます。
著者はインフルエンサー・マーケティングで有名なブルーカレント社長・本田哲也氏。お仕事でもご一緒させていただいております。
えーと、とりあえず全員読んでおくべき本です。
マーケティングにおけるPR活動の重要性と具体的な指針について、ここまで分かりやすくまとめられた本は(僕の知る限り)他にありません。新書ということもあり情報量には限界はあるものの、短時間に読めて重要なことが把握できる良書です。
分かったようで分からない、いつまでたっても日本ではなかなか正しく認識されない「PR」というワードを伝えるための工夫が見事です。
「カジュアル世論」「おおやけ・ばったり・おすみつき」などの独自のワードを駆使し、ときどき自身の体験を交えて「語りかける」文体が非常に効果的です。
一言で言ってしまうとブログっぽい。ブログっぽく書き飛ばしてまとまりを欠き、書籍の体をなしていない新書が多い今日この頃ではありますが、この本はそんなことはありません。ひとつのテーマがしっかりと一冊にパッケージされています。ある意味、この書籍自体が、PR業界のカンバセーショナル・マーケティングなのかもしれません。
ボスニア紛争におけるPR合戦を扱った傑作「ドキュメント 戦争広告代理店」が、その優れた内容にもかかわらず、タイトルが完全に間違っていることに腹を立てていた…広告じゃなくてPRだろうよ…僕としては、このような読みやすく分かりやすい書籍が世に出たことは大変うれしいです。多くの方にお勧めしたいと思います。
さらに、僕の大好きなアル・ライズのこれなんかも併読をお勧めします。
ところで、巻末の対談のなかで佐藤尚之氏が「コミュニケーションの流れを一貫して指揮する人の名前、何かいいのないですかね?」と発言されています。
ここは、そのまんま
コミュニケーション・コンダクター
というのはどうですかね?







