TBSテレビの「初音ミク」特集と企業ブログ ブックマークに追加する

Oct

15

サブカルチャーやテクノロジーに無理解なくせにネタにしたがるテレビ・ワイドショーが、また顰蹙を買ったようで。

TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ - ITmedia News

TBS系列で10月14日昼に放送された「アッコにおまかせ」で、歌声制作ソフト「初音ミク」を紹介した特集に対し、放送直後からネット上で批判が相次いでいる。結果的に同ソフトが「単なるオタクのおもちゃという扱い」と失望する声や、「ソフト自体とは無関係な『オタク』をおもしろおかしく取り上げるテレビの印象操作にはうんざり」といった声が多い。
ブログに書き込まれたコメントによると、特集内の販売元担当者のコメントは、番組側が用意した原稿だった、という。
 ブログにはユーザーから、「放送で楽しかった気分は奪われ、創作意欲も大きく削り取られてしまいました。ホント、返して欲しいです>TBS」「物事に全力で取り組む人達をどうしてあそこまでおとしめることが出来るのでしょうか」というコメントもあった。

番組は見ていなかったのですが、この記事を読んで軽くうんざりしていたところに、さわやかな風が。

以下、「初音ミク」を提供している、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のブログから。

さて10/14日放送のTBS様「アッコにおまかせ」内のコーナー"教えて!ルーキーワード"にて、「初音ミク」という"言葉"をピックアップいただきましたので、弊社社員が事前に弊社側で用意した原稿を元にコメントさせていただきました。また、mixiコミュニティを運営されているtask様には、局側で出演依頼の上ご協力いただいておりましたので、コミュニティ内における「初音ミク」の拡がりについてのお話しを放送いただけるものと思っておりました。
しかし、フタを空けると、こちら側で伝えたかったコメントの代わりに、取材時に制作サイドに誘導されて発したコメントが使われる始末。また「初音ミク」の本領を発揮する歌声が殆ど紹介されないという、本当に残念な内容。。。

あっちゃいけないことですが、実は良くある話…。

しかしここからです。

けれどもその一方で、"良い製品なのだから良く放送されないわけがない"という弊社サイドの驕りもあったと思います。実のところ、ユーザの皆様が「初音ミク」を心底愛し、その可能性に着目されているのと同じくらいに、マスコミの方々も「同じ体験」をされた上で弊社に取材オファーをしているものだと勝手に誤解していました。責められるべきはそれを見抜けなかった弊社の側にあると思います。計らずもマスコミに対する認識の甘さが露呈する形となってしまいました。大変恥ずかしく、番組収録にご協力いただいた皆様、そして「初音ミク」をご愛顧いただいているユーザの皆様には、大変に不快な思いをさせてしまいましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。m(_ _)m

被害者なのに何たる謙虚。そしてメッセージはあくまでユーザに向けられています。

実はこの後の日本文化に関する言及と、ピアプロダクションの可能性についての示唆が素晴らしいのですが、引用しすぎになるのでやめます。

ぜひこちらでお読みください。

10月14日のテレビ放映に関しましてご報告とお詫び:メディアファージ事業部 ブログ

このブログ記事をお書きになったのは、

 代表取締役 伊藤博之 さんです。

そうですよね。企業トップのメッセージは、誰よりも顧客に対して誠実に発せられるべきですよね。
改めて勉強になりました。

クリプトン・フューチャー・メディア社と「初音ミク」で創作に取り組まれる方々によって、さらに新しい音楽の可能性が切り開かれ、新たなポップ・カルチャーが創造されることを期待したいと思います。