日経ネットマーケティング創刊記念セミナー…「売りにつなげるブログ活用法 実践ブログマーケティング」 ブックマークに追加する

Sep

27

日経ネットマーケティング創刊記念セミナーに行ってきました
テーマは「売りにつなげるブログ活用法 実践ブログマーケティング」

まず最初に渡辺編集長のご挨拶。
そして田口元さんの講演「ブログマーケティングABC」。

いやあもう、本当に面白い話が聞けました。

田口さんの話が面白いのは当然です。
100SHIKI PR Board の活動を通じて、全て自分の手で一つ一つ積み重ねた経験を、きっちりとフレームワークとノウハウに落としているからです。これはもう最強です。まったく同意するところも多いし、自分が漠然と考えていたことがずばりまとめられていたり、フレームワークの的確さに惚れ惚れすることもたびたびでした。続いてご登場されたP&G社(ブラウン)・ニコン社はともに田口さんのクライアントであり、それぞれのご担当者によるプレゼンは田口さんの提唱するブログマーケティングのフレームの正しさを実証していました。

田口さんはいつも、さわやかにさらっとお話されるのですが、その裏には粘り強く積み重ねてきた試行錯誤による経験量と、その経験を元にセオリー・ロジックにまでまとめあげる強靭なインテリジェンスがあることを見落としてはいけないと思います。田口さんのプレゼンを聞いていると、自分の思考がロジカルに回りきれていない部分が見えてきて、反省しちゃうところがあります。

詳細はたぶん「日経ネットマーケティング」に掲載されると思いますので(されるんですよね?)あまり書かないことにします。

ただ、ひとつだけ気にかかることがあるので、ちょっと書いてみます。

田口さんはブロガーを「雑誌の編集長」のようなものと捉えて、企業としてブロガーと長期的な関係性を作ることを推奨されています。これは、僕が打ち出している「ブロガーリレーションズ」と同じ考え方です。

しかし一方でブロガーイベントにおいてグループディスカッションを重視しています。
「この商品の売り方を考えよう」などといったブレストをチームに分かれて行い、コンテスト形式にして発表する、というスタイルです(AMNもイベントでこの手法を採用しています)。

僕は、いろんな雑誌の編集長がグループディスカッションして販促企画をまとめているイベントを見たことがないのです。こうした光景をイメージすることができません。
雑誌社の合同イベントで業界テーマなどについてパネルディスカッションすることはないとはいえませんが、少なくとも特定商品の売り方の企画について編集長がブレストするという光景はちょっとありえないのではないでしょうか。「編集長」というかジャーナリズムにかかわる人間がやることではないような気がします。

どうもこのあたりがいまひとつ腹に落ちないところです。
ブロガーをジャーナリストと同等のものと見るのか、自社のマーケティングに協力してくれる応援団、さらに一歩進んでマスコラボレーション的な共同開発者のような存在と見るのかによって変わってくるのかなあと思うのですが。

田口さんご本人のように、一人で何でもやってしまい、しかも独自のバランス感覚で読者の信頼も損なわないすごいブロガーは確かに存在します。
しかし、企業側としてブロガーに働きかけるときに、「編集長」に対するアプローチと、「応援団・販促企画協力者」に対するアプローチは別と考えないと、話が混乱してしまうのではないかと危惧するのです。

販売促進もPRも「マーケティングコミュニケーション」という言葉で括れますが、それは括れるだけで別のものだということは、まずはっきりさせておいたほうが良いと、今のところ僕はそう思っています。

ところで、ブログの話だったのに何で写真撮影も録音も不可だったのでしょうかね。制限つきでもある程度許可すれば『日経ネットマーケティング』の販促における「格好のブログマーケティングの機会」だったと思うのですが…ま、しょうがないですかね。