IKEAの凄いところ 雑貨
Sep
10
IKEAの凄いところは、家具だけではありません。

IKEAで買ってきた雑貨 posted by (C)[4k]shike
雑貨です。
食器洗いのブラシからDVD収納ボックス、ゴミ箱、マウスパッドまで、しっかりデザインされた雑貨が、きわめて低価格で、売り場に山積みに陳列してあります(但し「財布」「ヘアブラシ」のような、インテリア(一部エクステリア)に帰属しない雑貨は置いていないようです。置時計や掛時計はあっても腕時計はありません)。
なぜ雑貨にこれだけ力を入れているのでしょうか。勝手に推測します。
家具と雑貨を同時に提供することで、自社商品だけでひとつの部屋を全部コーディネイトできるので、IKEAはシチュエーションごとのトータルなライフスタイルをより明確に打ち出すことができます。カタログやWebサイトのつくりかたを見ていると良くわかります。
もうひとつ考えられるのは、リピート客の確保です。
家具なんてそんなにしょっちゅう買うもんじゃないですよね。でも雑貨なら、日常的に購入するわけです。良い雑貨があれば、店舗を再訪する機会は増えるかもしれません。
ただし日本では、近所のスーパーでもそこらの100円ショップでも、それなりに実用性の高い雑貨が販売されています。
それに、IKEAのデザイン、特に雑貨のデザインは、必ずしも日本人向けというわけではありません。たとえば、素敵なペッパーミルはおいてありますが、醤油さしはない。北欧のテイストを武器に世界展開をしている以上、これはしかたがない。
しかしながら、IKEAの雑貨は、
- 商品単価に対してデザインのパワーが強い
のです。
しかも、IKEAには190円とかいう価格のものが結構あるので、その気になれば100個単位で買うことも夢ではない!わけです。
100円ショップに、100個単位で買いたいデザインの商品なんかありません。あるわけがない。同じ家具と雑貨を同時にプロデュースしている無印良品であっても、そのシンプルなデザインは僕も愛するところですが、さすがに100個欲しいものはないですね。
低単価の雑貨商品に対してもパワーのあるデザインデザインを施し、山積み陳列によりこれを見せ付ける。IKEAは低価格商品においても「他の店ではできない体験」を提供し、リピート客を引き込んでいるわけです。いろんな人が言っていることですが、ディズニーランドに近いものがあります。
こうして獲得したリピート客に対して、さりげなくヒアリングを行います。以前にこのブログでご紹介した、この話です。
"セルフサービスエリアの一角に設けられたコーナーでカードを渡し、カタログをもらったあと、ふらふらと歩いていたら外国の方に話しかけられました。店員とは違うユニフォームですがIKEA社員のようです。名札には「ダン」と。「よく来ていただいているそうですね」
どき。
確かにそうなんですが、なぜわかった?"
IKEA創業者のイングヴァル・カンプラートは80歳を越えた今でも店頭でキャッシャーの横に立ち、お客さんに話しかけ、意見を聞いているそうです。
「繰り返し来店してくださる熱心なお客さまというのは、心強い味方です。そうしたお客さまは、イケアがさらに発展していくために必要な改善点について、多くの情報を提供してくれます。それが、イケアという家族を支える基盤となるのです」
- (IKEA FAMILYの会員誌IKEA FAMILY LIVE2007年秋号、カンプラート氏のインタビューより)
おそらくカンプラート氏は、キャッシャーでIKEA FAMILYメンバーの来店履歴をチラッと見て、誰に話しかけるか選んでいるのではないかと、僕は勝手に想像しています。
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- カテゴリ:次世代マーケティング
- タグ:IKEA
- 投稿者 四家正紀|2007年09月10日 |トラックバック (0)



