「タグ」と「ソーシャル」で変わる
Aug
31
なんか一つ前の記事の内容が暗くて、しかもまとまりがないのでもう一本書きます。
日本人の働き方は「タグ」と「ソーシャル」で変わる (イトイさんと聞く「ウェブ道具論」):NBonline(日経ビジネス オンライン)
かの糸井重里氏と『ソーシャル・Web入門』などの著作で滑川海彦氏の対談。これは実に読み応えのある企画です。
―― 滑川さんは『ソーシャル・ウェブ入門』の中で「タグによる分類は、実体にヒモをつけておいて、ヒモを引っ張れば実体が引き出せるようにする方式だ。ひとつの実体に思いつくまま何本でも必要なだけタグ(ヒモ)をつけておくことができる。」(51ページ)と説明しています。tagをそのまま訳せば、荷札とか下げ札ですね。
さすがにここまでは(なんとか)理解していました。しかし。
任天堂の社長で岩田(聡)さんという、コンピューターに非常に詳しい人(笑)がいるんですけど、彼が僕にコンピューターを使いたいと言ったら教えてくれるという日があったんです。そのときに教えてもらったのが、大きく言えばチャートの作り方だったんです。
糸井 岩田さんは僕に、「そういうふうに思考をコンピューターの中に入れていくと、アイデアを出すときの助けになる」というようなことを教えてくれました。「楽しいでしょう?」って言われて、僕は、なるほど、と思ったんですけど、実は嫌だったんですよ、その整合性が。何だか知らないけど、嫌なんですよ。ツリー化することで、ここに矛盾がある、とか、抜けた要素がある、とかがすぐに分かる。でも、「階層がどこでどう揃っているか」を無視するのが僕の発想で、その無視するところにこそ、面白いアイデアがある。
ここなんですね。タグの面白いところは。初めて分かりました。美しいツリーと階層を無視できる情報整理の方法がタグなんですね。
もうひとつ面白いのは、この企画、二つの媒体で掲載されていることですね。
この対談の様子は、8月28日から「ほぼ日」でも連載されています(リンクはこちら)。同じ対談を別の媒体がそれぞれの視点で紹介する、という試みです。「藪の中」になるかもしれませんが、「ほぼ日」と「NBオンライン」、それぞれの問題意識や文体の違いから、ネット、広告、そしてメディアの未来を立体的にとらえていただければ、と思います。
「NBオンライン」での連載は、実は「広告企画」で、スポンサーはJストリームです。さすが。
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滑川です。ごぶさたしてます。糸井さんて、あれはやっぱり天才ですね。連載記事では省かれた中にへぇ!というような発言がいっぱいありました。惜しいのでそのうち当方のブログで紹介するつもり。